電車に乗れるようになったのは大学生になってからでした。

僕は茨城県の古河市に生まれ、大学生になって学校に通うようになるまで一人で電車に乗れませんでした。小さい時は親につれられて「上野動物園」に行ったり、小学生のころは友達につれられて隣の駅に行ったりしたくらいかな。

いつも誰かについていくだけだから何もわからない。とりあえず何円かの切符を買って、上りか下りのホームにつれられていき、「コレに乗るよ」と言われるがままに乗り込む。どれに乗ったらどこに行くかもわからないし、そもそも行く方向が「どっち方面」という概念もわからず。

電車に乗る需要というものが無かったから覚えることがなかったんだよね。別に東京とか人がたくさんいるところに行きたいなんて思ったことも無かったし、隣の街に行くなら自転車かバイクで事足りてたし。

中学生の時は自転車乗り回して筑波山とか大洗海岸の方まで行ったりした。唯一の移動手段がそれしかないから。

高校生になってHONDAゴリラ(原動機付き自転車)に乗るようになって移動範囲が大きく広がった。

わざわざ電車に乗らなくてもバイクがあれば東京にだって行けちゃう。だから余計に電車に乗る機会も無かったね。

必要に迫られ、乗らざるをえない状況

初めて自分で乗ったのは高校生の夏ごろ。大学の見学に行くために古河から埼玉工業大学のある岡部駅までの切符を買った。乗り換えとかもう・・・恐怖でしかなかった。乗り間違えたらどうしよう、目的地を通り過ぎたらどうしよう。だから電車で1時間半という長い道のりなのに「居眠り」なんかしてられない(笑)

でもこうやって必要に迫られることで身に付いていくのだなと実感。今までは「分からない」から怖くて乗れなかったし、仕組みが分かってしまえば何もせずに目的地に行けるのは便利でしかたない。

でも大学通って半年で自動車通学になりましたけどね。やっぱり自分で運転するのが好きなんだなって。

でもこの時の経験のおかげで電車の乗らず嫌いを克服することができました♪

社会人になってからは新幹線で大阪まで行き来できるようになったし、大阪に住んでいた時は毎週電車と地下鉄を乗り回して出かけていました。地下鉄とぐちゃぐちゃでよう分からんけど、何回も乗ってたら分かってくるもんなんだね。

まとめ

「こういうスキルは必要だな」と思ってもそれが本当に必要にならないとなかなか身に付かない。でも必要に迫られて飛び込んでしまえばできるようになってくる。

昔、茨城の本を読んだら「茨城の人は電車に乗れない人が多い」というのを見て「あ、同じだ」と思いました。(おもひでぽろぽろか!!)

乗る機会があまり無いと、覚えないですからね。

電車にのらないから不便かと言われればそうでもなかったし、むしろバイクや車があれば「電車いらねーwww」なんて思ってたくらいです。自分で運転して出かけるのが好きですからね。でも大学生になり、社会人になって必要に迫られればいつの間にか身に付くもんなんですね。「その時」がくればどうにかせざるをえなくなるんですね。

だからきっと、何かスキルを習得しようと思ったらそんな状況を自分で作り出せばいいんだなってふと思いました。