ヌメ側の「BREE」バイブルサイズシステム手帳を染料で塗り替える。

1度失敗しても諦めない、さらに濃い色でリメイクする。

元々はヌメ側の手帳カバーですが、過去にスピランという染料を使って思いつきで染めたところムラになっていました。

これの原因はまっさらな状態で染めなかったことです。

しばらく使い、オイルが染み込んだ状態でそのまま染料を使ったので上の写真のような状態になりました。

これでもミンクオイルを染み込ませれば多少は色が馴染むのですが、騙し騙し使っているようで気分がノリません。

内側はさらにムラが目立ちます。

こうなるなら染めなきゃ良かったと思いつつも、やってしまったものは仕方がない。

革がオイルを含んだ状態ではこうなりますので、革を染めようと思っている人はまっさらの革でやるようにしましょう。

そして今回はこの色ムラを解消するべく、濃い色で全てを塗り替えてみることにしました。

うまくいく保証なんてありません。ちゃんと色が入るかもわかりません。

ただこのまま使い続けるのは気分が良くないので、やるだけやってみようというチャレンジです。

まずは表面の汚れ落としから

まずカバーの汚れ落としということで全体を拭きあげていきます。

優しく優しく、それでいてしっかりと。

パンパースのお尻拭きを使っていますが、余っているから使っているのであって「これがベスト」なのではありません。

あとで気づきますが、アルコールを染み込ませた布でしっかりと拭きあげたほうが良かったかもしれないと数分後に後悔します。

含まれている成分表を見てみたらクエン酸やヒマシ油など入っているようなので使わない方が良いと思います。

ただこれで以前に革製品を拭きあげたところ、表面の油分や汚れを一掃してくれたので今回も使ってみました。

オイルでしっとりしていた表面がサラサラになるくらいの洗浄効果がありました。

だいぶマットな仕上がりに。

表面だけでなく、内側もしっかりと拭いています。

ローパスバチックという水溶性の染料を使います。

これは水やアルコールで薄めることが可能ですが、今回は黒に染め上げるため薄めず使用します。

内側のリング近くの目立たない部分から筆を使って塗っていきました。

所々染料を弾いてしまっている部分があり、お尻ふきなんか使わずにアルコールを染み込ませた布で脱脂していけばと後悔しました。

特にカードポケットあたりは染料の弾きがすごい。ここまで来たらもう引けません。

ひたすら塗り込むのみです。

表側は手帳の顔となる部分です。しっかり拭きあげたこともあり、気持ちいいくらいに染料が染み込んでいきます。

塗っては染み込ませる、塗っては染み込ませる・・・この作業を3回ほど繰り返します。

染め上がり!

最初の状態から比べれば満足いくくらいに色が乗りました。

真っ黒というよりは、濃い緑という感じもします。

この後、通常では色止めと言って表面をコーティングするものを塗ります。

しかし以前にそれをやった際に、ピカピカになりすぎる、傷が目立つ、テープなどによって剥がれるという経験をしているのでこのままオイルを塗って仕上げます。

染料は水に弱いので濡れたりすると色移りがあるようです。

ちゃんとしたものを作りたいのであれば色止めはしっかりやりましょう。

僕は多少色移りがあろうともあれを塗りたくはない、革本来の手触りを残すことを優先します。

写真にあるミンクオイルか、Amazonリンクのミンクオイルをよく使います。

近所の靴屋さんで売っているよく見るやつですね。

ミンクオイルを指につけて直接塗り込んでいきます。

つけすぎるとベタつくし、カビの原因にもなるので注意しましょう。

ポケットの内側なんかはそもそも染料が染み込まなかったみたいです。

(もとのオイルのせいかもね)

右上の方が塗った部分です。艶が出たとともに色味も濃くなります。

いい感じに仕上がれ〜と念を入れながらヌリヌリしていきます。

気づけばオイルを塗っている右手は真っ黒。

素手で持っている左手も汗によって染料が落ちてきたのか真っ黒になってました。

完成!

オイルを塗った後に全体的に乾拭きをして仕上げました。

どうでしょう、かなりいい感じに染まっているのではないでしょうか♪

緑と茶色の色ムラカラーが真っ黒(深緑)のような感じで大人な佇まいを演出しています。

まだ染めたばかりなのでしばらくは色移りの心配もありそうですが、乾拭きしながら色が落ち着くのを待ちたいと思います。

この手帳は社会人になって初めて購入したシステム手帳なので思い入れがあります。

買ったのはもう14年くらい前になると思いますが、今後も手を加えながら長く使っていきたいです。

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