ボルト先端に穴をあけてそこにさらにボルトのためのネジ切り作業を行うのですが、簡単かつ確実にためにどうしようか試行錯誤していました。
試作段階では約3mmの穴をあけてそこをmig溶接で固定したのですが、そうすると単純にビードの膨らみができてしまうので都合がよくありません。ボルトのネジを最後まで使えなくなっちゃうんですね。 ちなみにTIG溶接では穴が小さすぎるのかうまいこといきませんでした。
そこで今回は新たに「火炎ろう付け」ならどうだろうとチャレンジしてみました。 ちなみに、結果を先に言ってしまうと「ろう付けは失敗に終わった」のですが、こんな感じになりましたという記録のために書いていこうと思います。
まず3mm穴をあけて試してみました。 穴が小さいので棒材が別の部分に当たってしまい、太い方のネジ部にロウが流れてしまいます。これでは太い方のネジを回せなくなるので失敗です。
中にも一応流れてはいますが、不良発生のリスクが高すぎますね。
次に5mmの穴をあけて再チャレンジです。 これなら大丈夫だろうとやってみたら、同じようにネジ部にロウが流れてしまいました・・・。熱してチョンと流せばOKかなと考えたのが甘かったです。
うちでは気化させるタイプのフラックスをアセチレンガスに混合して使っているので、炎があたっている部分にはロウが流れやすいという特徴があります。 今回のこの作業においてはそれが裏目となって、流れてはいけない部分にロウが流れてしまうという結果になりました。
実際はどうなるだろうと試してみてよかった!結果としては失敗ですが、今後のものづくりにおいてこのようになるという発見ができたことはよかったです♪
それなのでボルトの中にボルトをさして、その回転止めにはピンを使うごく一般的なやり方で対処したいと思います。 思っていることを実際にやってみると、気がつかないポイントが見えてくるので「やってみること」は大切ですね。よい学びを得ました☆
via PressSync