こんにちはヤマナカ(@miapom)です。
僕が初めて買ったガソリンバーナーといえば「コールマン508A」なのですが、最近はポンピングをしても3~4回に1回ほど圧力がかからずスカスカするようになってきました。
このガソリンバーナーは比較的どこのアウトドアショップでも扱っていたりするので部品の調達は難しくはないし、パーツ自体も400円くらいで買えます。
でもただ交換するだけじゃあ面白くない! ってことで調べてみたら革製ポンプカップというものがあるらしいのでそれを自作してみようと思います。
参考にさせていただいたのはこちらのブログ「ほっけみりんwiki」 参考というか、まんま同じやり方です。とてもお勉強になりました☆
作業開始
かれこれ15~6年前に初めて購入したガソリンストーブ。今でも使えるけどポンピングの際に何度かスカるようになってきました。 他人のバーナーのポンプカップは一度交換したことがあるので、やり方何となく覚えてる。普通に交換するだけならばラジオペンチとスペアパーツと専用オイルがあればいいんじゃないかな。
ラジオペンチの先端を黒いプラスチック部品の溝に引っかけ、左にちょこっと回してロックを解除。 そのまま引っ張ればポンププランジャーを引き抜くことができます。
汚れというか錆がつまっておる・・・。これまでノーメンテだったからですね。とりあえずティッシュできれいにしつつ本体を抜き取ります。錆びているのは入り口部分だけで中はキレイでよかったー♪
ゴム製のポンプカップは切れていることもなくキレイな状態です。経年劣化でちょっとだけ縮んだのかな? 酷いものだとゴムがボロボロだったりしますし、そんなに値段の高い部品でもないので1~2個予備を持っておいてもいいですね。
ポンプカップは3カ所ツメがついたワッシャーのようなもので固定されているので、ペンチで軽く持ち上げ外していきます。 一回で取り外そうとせず、3カ所ちょっとずつやった方が部品を曲げてしまうのを最小限にできます。
パーツはこれだけ。通常のポンプカップ交換であれば新品のものを入れ換えて組み立て直せば完成です。(オイルは注そうね!) 今回は革製ポンプカップの自作ということで材料を用意します。
革製ポンプカップを作る
用意するもの ・革の切れ端 厚み1,5mmを使用(1mmでもよかったかも) ・ペットボトル飲料のキャップ ・ボールペンなどの筆記具 ・はさみ ・ポンチ7mm (8mmがあればベスト)無ければ彫刻刀の丸刃 革に上の写真のようにペットボトルの蓋を乗せてボールペンで円を描く。
はさみで切り抜き、水で湿らせて柔らかくする。ビチャビチャに濡らしてOK! コールマン本体の穴に革を当て、白いパーツを当てて押し込みます。 このときタンク内にガソリンが残っていると傾けたときにガソリンが出てきますのであらかじめ抜いておくか、なるべく本体を傾けずに作業しましょう。
ここが結構大変!革が滑って入れにくいし、プラスチックパーツが壊れそうで怖い。慎重に作業しましょう。 白いパーツにラジオペンチを開いて当て、2カ所押し込むような要領で入れました。
白いパーツの外形は20mm、タンク入り口内径が約27mmなので、ここのサイズと同じような20mmの円柱と内径27mmくらいのパイプが用意できるならばそれでやった方が安心です。 ちなみにペットボトルの飲み口が内径27mm程度だったので、何か20mmくらいの太さの棒が用意できればそれでやろうと思っていました。でも残念ながらみつかりませんでした。
タンクに突っ込んだ状態で10~15分くらいヒーターの前に置いておきました。 どんなもんだろうとラジオペンチで引っ張って抜いたのがこちら。
それらしい感じでできてますね☆ まだちょっと濡れているのでこのままヒーターの前に置いておき、予備用でもう一つ作ってました。
中心に穴をあけます。ゴム製の方は約8mmの穴があいていますが、手元には7mmポンチしかないのでそれで我慢。 写真のものは最初に間違って6mmの穴をあけたやつです。
コールマン純正のリュブリカントは持っていないので、工場で使ってる機械油を本体側に少し注しパーツを組み込んでいきます。 機械油とはちょっと粘性があり、自動車用オイルのようなものです。あまりサラサラしてなければどんなものでも代用できるかな? ただものによってはプラスチック部品を劣化させるものもあるので、純正オイルがあればそれを使った方がいいですね。
パーツ類を取り付けて、革製ポンプカップにもオイルを注しておきましょう。 ここで黒いパーツを入れ忘れたことに気がつき、やり直しました・・・。('A`)
カップの外側が開いているので、これを入れるのがかなり大変です。あまり雑に入れるとせっかく作ったポンプカップを壊す可能性があるので丁寧に作業をしましょう。それに力任せに力を入れるとポンププランジャーごと曲がる可能性もあります。
タンク入り口部分はちょっと狭くなっているようで押しただけでは入らなかったので、クリップを曲げたものを突っ込み少しずつ丁寧に押し込みます。ポンプカップさえ入ってしまえばこっちのもんです!
最後に黒い部品をロックして完成となります☆ ちゃんとポンピングできて圧力がかかるようになりましたが、革が厚かったためかかなり抵抗が大きくなってしまいました。 1,5mmではなく、1mm程度の革を使った方がよかったかなぁ。
しばらく使ってみて改善されないようならまた作り直します♪
12/13追記 革と油が馴染んだのか、純正のゴム製ポンプカップと変わらないくらいのポンピング抵抗になりました☆
革製ポンプカップは買ってもそれほど高いわけではありませんが、手元にあるもので比較的簡単に作ることができました。 やり方さえ覚えておけば不意にフィールドで必要になったときも作ることができますね♪ まぁそんな時のために予備パーツも用意しておいた方が安心ですが、ぜひ一度お試しあれ☆