「ハンドプレス」抜けるか30mm!厚さ3mmの軟質プラスチックを打ち抜く☆

こんにちはヤマナカ(@miapom)です。

現在「ハンドプレスで軟質プラスチックに30mmの穴をあけられないか?」ということでご依頼をいただき、本日はテストでございます。

 

材料

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使う材料は2mmと3mmの軟質樹脂です。白い材質のものは柔らかめですが、肌色(2mm)と黒(3mm)は丸められる柔らかさはあるものの材料としては固めです。これらに30mmのポンチをあけるためのハンドプレスを作れないかとのこと。

 

ということでまずは「そもそもプラスチックに30mmのポンチが打てるかどうか?」のテスト。

 

打ち抜きテスト

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結果を先に言ってしまえば、「穴をあける事は可能!」でした。ちなみにこの黒い3mm板が一番固いので、これを攻略できれば他の材料は問題無くあけられます♪

 

 

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穴があいていない部分もチラホラ見えますが穴あけテストはこんな感じ。しかしこれでOKとはいきません。

 

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回数を重ねるたびに動きが渋くなるハンドプレス。あれ?これってこんな形だったっけ?(笑)

 

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よくよく観察してみるとハンドルと連結している金具が外側に広がってます。ハンドプレスの本体が先に曲がってしまうと思いましたがこちらの機械側が曲がるとは思いませんでした。

逆に言えばハンドプレスの本体剛性はそこそこ高いってことですね。(ちょっとしなっていたけど)

今回はこのテストのおかげで機械側の弱点も見えてきました♪この部分を強化すればさらなる可能性が広がるのでは?(´∀`)

 

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ちなみに曲がる前の金具はこのように角張った感じです。(ちょっと見づらいですね)

 

まとめ

今回はこのハンドプレスで30mm打ち抜きテストをやってみました。当初の予定ではハンドプレス本体の強化をすれば問題無くできるのかと思っていましたが、機械側の金具が曲がってしまうという弱点を発見しました。

ハンドプレスも現状の形状ではなくプレス位置を300mmに伸ばす予定です。そうすると全体的に補強を入れる必要も出てきますが、機械側そのものの強化も必要です。うーん。もうちょっと考えないとなぁ。

とりあえず打ち抜けたけれどもコレでは常用できないので実用化できるレベルではないですね。あくまでも3mmの軟質プラスチックに30mmの穴をあける場合のお話ですが。

 

こういう挑戦はなんだかワクワクします☆