アウトドアといってもキャンプと登山では装備も違うし必要な道具の種類も異なります。アウトドアでは「火とナイフを使えて一人前」みたいな流れがあって(無い?)それらのアイテムが重視されたりするんだけど、本当に必要なアイテムはそういうものではなくて・・・鍋。
そう「コッフェル(クッカー)」なんですよ。
例えばさ、山に入っていって「やばい!寒すぎる!暖かい飲み物で暖をとろう。」と思ったとするじゃない?
ストーブが壊れた!じゃあ焚き火だ!ナイフが無い!手で枝を細かくし木の皮を着火剤にしよう。ライター無くした!これはやばい!原始時代並みの木の棒と木屑で着火頑張ろう。
これは大変難しいことだけど100%不可能では無いと思う。うん。
よし、火がついた!焚き火成功!!お湯を作ろう!鍋はどこだ?鍋がなくてはお湯を作れない!!
両手で水を汲んでそのまま火にかけるわけにはいかない。鍋っぽいものを何かしら用意する必要が出てくる。どんなに高価なナイフよりも、お湯を沸かそうと思ったら「鍋っぽいもの」が絶対に必要になる。
コッフェル(クッカー)を用意しよう!
ってことで、お湯を作るにも調理をするにもアウトドアにおいて無くては困るアイテムがクッカー類になります。
クッカーにも4種類の材質の違いがあります。
- アルミニウム
- ステンレス
- チタン
- 鉄
素材の違いについて以前書いた記事はコチラ
クッカーに関してはアウトドア用にこだわらずとも家で普通に使っている鍋類でも代用かのう。ただ焚き火で使う場合やガソリンストーブで使う場合に煤などで汚れる可能性があるので嫁さんに怒られないようにするためにも「キャンプ用」でいくつか用意しておくのがオススメ。
1、アルミニウム
アルミクッカーは軽いのと熱伝導率が高いのが特徴。ご飯を炊いたりするのも美味しく炊けます。強度が低いので少しぶつけただけで凹んでしまったり、他の荷物に圧縮されて変形しやすいなどのデメリットもあります。
またアルミそのものの融点も低いので高温になりすぎた場合穴が空くこともあります。
値段は比較的安く、手に入れやすいです。
2、ステンレス
ステンレスは錆に強く、ベースは鉄なので熱にも強い。とても丈夫だけどそのぶん重くなります。アルミに比べて熱伝導率が低く、炎が当たる部分と当たっていないところで温度差があります。
値段も比較的安めなので手に入れやすく、丈夫で長持ち、お手入れも簡単です。登山とかで「どうしても荷物を軽くしたい!」というのでなければオススメ。
そしてこの手のひらサイズのシェラカップもオススメアイテムで、飲み物を飲むためのカップとして使ったり、調理器具として使ったり、計量カップとして使ったりできます。また金属製のカップなのでこのまま火にかけて飲み物を温め直すことも可能。
ご当地シェラカップなどもあり、コレクションするのも楽しいしデザインも豊富なので気に入ったものを見つける楽しみもあります。値段もだいたい1000円前後なので一人一個ずつ家族で持っているといいかも。
3、チタン
スノーピーク450 チタンシングルマグ
軽くて強度の高いチタンはお値段もちょっと高め。金属カップでありながら飲み物に金属臭がうつりにくいという特徴もあるようです。ステンレスと同じように熱伝導率があまり良く無いので火の当たっている部分ばかり熱くなるので調理はそんなに得意じゃ無い。(飲み物温める場合は気にならない)
アルミ製と比べても軽くて丈夫なので登山者に愛用者が多いかな。
スノーピークのチタンマグシリーズには上の写真にあるようなシングルマグと、保温・保冷性能の高いダブルウォールマグがあります。シングルウォールならシェラカップと同じように火にかけられるけど、ダブルウォールは火にかけられないので注意!
5、鉄
鉄といえばダッチオーブンやスキレットなど。
蓄熱性が高く肉料理とか美味しくできる。デメリットはとにかく重いことと錆びること。昔はダイソーで100円で買えたスキレットも今では同じサイズでも5〜6倍の値段しちゃうね。
鉄は油を吸うので最初は焦げ付きやすくとも使っているうちに焦げ付きなく扱えるようになります。「鍋を育てる楽しみ」というのがダッチオーブンやスキレットを使う人にはあります。
とりあえず重いので登山に持っていく人はほぼいないと思うのでキャンパーがメインかな?とりあえず分厚い鉄板で作る料理はまじでうまい。ダッチオーブンとかもオススメするけど、まずはニトリでもイオンでもホームセンターでもいいから小さめのスキレット(鉄製フライパン)を買ってみて料理を作ることをオススメします。
いつも食べるハンバーグやステーキが一味も二味も変わってくるよ!
使えば使うほど自分の道具になるという感じも好き。鉄鍋サイコー!
まとめ
とりあえず、道具揃えるとキャンプとかやりたくなるから道具揃えよう!金属製のクッカーはほぼ一生もんみたいなもんだから考えようによっては高いもんじゃ無い。