発売当初から気になってたけど読んでいない本がたくさんあるので買うのを躊躇していた(多動力」。
昨晩Kindleで電子書籍を購入し、今日読み終えました。
インターネットが普及し、誰もがパソコンやスマートフォンを扱うようになっています。時代が大きく変わろうというのに日本人は「石の上にも三年」のように、「一つのことをコツコツやる」という価値観から抜け出せていないと堀江氏は言います。
「多動力」とはいくつもの異なることを同時にこなす力のことを言います。とりあえず興味のあることに猿のようにのめり込み、鳩のように飽きたらさっさと次ぎにいく。
そうやって様々なものをやっていく中で新しいアイデアが生まれたり、さらなる興味関心がある生まれてくるといいます。
一つを100%マスターするのではなく、自分のの興味関心あることにのめり込み、次に興味がでたならそれをとりあえずやってみる。飽きることは悪いことではなく、成長の証。どんどん飽きて新しいことを始める。
これを読んで「そっか!飽きてもいいのか!そこで立ち止まらず興味のままに動いていっていいのか!」と背中を押された気持ちになりました。
そして「やらないこと」明確にして、それをやらないことを決める。自分がやらなくてもいいことを他人に任せる。そうすることで自分の時間を取り戻すことができる。
これは僕も常日頃思っていることで、なんでもなんでも自分でやるのは非効率だと感じる。適材適所、得意不得意があるのだからそれぞれが得意なことをやったほうがクオリティも高いし早くできる。早くできればその分、自分の時間を持つことができる。
教養なき者は奴隷になる
堀江氏は「教養の大切さ」も述べています。わからないことはそのままにせず、すぐにでも調べる癖をつける。知らないことは恥ではない。専門外の情報や知識は聞けばいいだけ、またはネットで調べれば一発でわかる。
そういうカンタンなことをしないから知識が身につかない。
これは早速自分に取り入れたいこと。分からないことを「そのまま」にしてしまう癖が自分にはある。「知らなくても別にいいや」となれば新しい知識を得得るチャンスを失ったことになるし、今以上の成長もない。むしろ退化だ。
そして多くの人がこれをやらないとも堀江氏は言っている。それならばそれをやるだけで他より抜きん出ることができるね。
他にも睡眠に関することやストレスに関すること、最強メンタルの育て方や人生の目的など、興味深い内容が盛りだくさんだった。
ビジネス書として読むにも得られることはたくさんあるし、人生をどう生きるか?についてもとても参考になる本だった。
新社会人が会社に入り社会のルールといいう名の洗脳を受ける前に、「こんな考え方もあるんだ」と気づきのある書籍だし、僕のように社会人として10数年生きてきた人が読んで「今からでも新しい生き方ができるのではないか」と興味を引かれる内容だった。
堀江氏のようにいきなりそのような考え方や行動はなかなかできないだろうが、各章の終わりにある「やってみよう!JUST DO IT」のいくつかの項目の行動をすることでそのような考え方が身について、行動力も身についてくるだろう。
いきなり大きな行動派できなくても、小さな一歩を踏み出すことで多動力を身につけることができるだろう。そんな行動的な気持ちにさせてくれる良書だった!