エドワード・ゴーリーの世界観に引き込まれる。A~Zまで続く不幸「ギャシュリークラムのちびっ子たち」は子供のいる親にこそ読んでもらいたい大人の絵本。

昨晩のブログを書きながらアマゾンでやっぱり注文してしまいました。エドワード・ゴーリーの代表作でもあるガイコツと26人の子供が並ぶ表紙のこの絵本。

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ギャシュリークラムのちびっ子たち エドワード・ゴーリー

 

表紙を見るだけでも不穏な空気が漂います。

中の内容はというとA~Zの頭文字の子供たちが次々に死んでいく本です。

 

絵と短い文章だけでは本当に死んだかどうかわからないのですが、裏表紙にはお墓が26個並んでいるのでそういう設定です。

 

1ページ目から不幸

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ふざけて走り回って階段近くで転んでしまったのでしょうか・・・。

そしてこの階段はどれくらいの高さなんだろう。

 

こんな感じで短い一文とともにシュールな絵が続きます。

解説では「悪いことをしたらひどい目にあう」という教訓を描いた本の類だろうと書かれていますが、ここに登場するのは全て子供であり、悪いことをしたからそうなったのかどうかはわかりません。

 

しかしここに書かれていることは普段の生活の中でも起こりうることが多く、日常であっても危険と隣り合わせであるということをシュールな絵とともに語りかけてくれます。

 

 

不幸を楽しむような本なのか?

僕には子供もいるので不幸を絵本にしたようなものを読みたくないという気持ちと、だとしても読んでみたいという好奇心が湧いてきました。

 

前に買ったうろんな客の絵を見ていると暗く不気味な世界観と、ちらっと見えるユーモアが絶妙なバランスでその世界観に引き込まれていきます。

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なんだろう、アメとムチみたいな?

 

しかし「ギャシュリークラムのちびっ子たち」の中にはそう言ったユーモアで笑えるような部分は無い、とってもダークな作品でもあります。

 

子供たちだけが描かれ、子供たちだけが不幸な目にあう。

そこに大人がいれば助けられたかもしれないのに。そう思うと、いかに子供たちだけでいることがどれほど危険なのかがわかるような気もします。

 

1ページ目のエイミーにしても、「階段のところで遊んではいけない」と注意していればこうはならなかったかもしれない。「階段に近づいてはいけない」と知っていれば死ぬことはなかったかもしれない。

 

子供を持つ親こそ、読んでもらいたいと思える本

そんな読み方をしていくといかに子供たちの好奇心が不幸に繋がっていくかということに気がつきます。

 

 

だからこそ、子供がいる親にこそ読んでもらいたい絵本だと言えます。

 

 

普段の生活の中でも、ちょっと目を離したすきに子供が何かやってたり、どこかに行ってしまうことはよくあります。何もなければそれでいいけれど、何気ない日常にだって危険はたくさんあるよということを知ってはいるけど・・・きっと大丈夫と思って過ごしています。

 

僕はこれを読んで日常こそ、もっと気をつけないといけないなと思いました。

 

 

本の内容の動画がFacebookで紹介されてたので、興味ある方は見てみてください。

vimeo.com

 

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