高齢者は熱中症に注意。家族が異変を感じたらすぐに対処しよう。

今日は家族で実家に来ましたが、父と母は買い物に出かけている様子。

 

今日はとても暑く、部屋もかなり暑くなっていました。しばらくしてから両親が帰ってきましたがいつもより父の様子がおかしい。最近足腰が弱ってきたので歩行が危なっかしいのは感じていたのだけれど、前につんのめるようにトットットと早歩きのようになってしまうし、壁に肩をぶつけたりしてちょっとフラフラしているような印象。

 

ペットボトルの水を飲むにも、そのペットボトルをうまく口まで運ぶことができない。左腕がうまく動いていない?ような感じ。

 

 

その後、夕食の時も普通に座っているつもりでも体が前に傾いてしまうし、どんどん前のめりであぐらをかいたまま前屈しているような体勢に。

 

足腰が弱くなってきちゃったのはわかってたけど、「こんなにも身体が弱くなってしまったのか」と思ってた。こんな状態でも話せばちゃんとした答えが返ってくるのでてんかんのような意識障害が起こっているのではない、いつもの状態だと思ってた。

 

ただ食事の時にテーブルに額がつくほど前のめりになり、うまく箸が扱えないという状態がおかしいと思い、母に聞いてみると「いつもはこんな状態じゃないし、今日は何か変だ」という。

 

 

そして体がすごく熱いと。

 

 

今日の父の姿を見て「体が不自由になってしまった」と思っていたけれど、これはいつもの状態ではなく今日こんな状態になってしまった姿だと気がついた。

父に話を聞くと日中ずっと出歩いていて、外ではあまり水分も摂らなかったと言うし、帰ってきた時は階段を登ってきたのに今は座った状態から一人で立ち上がることもできなくなっている。

父は「体を動かさないと、動かなくなっちゃうな」と言うけど、そんな数時間で体の自由がきかないくらい動けないのは明らかにおかしい。

 

 

触った感じ体温がすごく高いようなので「熱中症」で調べてみると

 

www.hakuraidou.com

3度(熱射病、入院して集中治療が必要な重症)

熱射病

  • 意識障害(声をかけるなど呼びかけに反応しない)
  • けいれん
  • 手足の運動障害(まっすぐ歩くことができない)
  • 体に触ると熱いぐらいの高体温

上の記事より引用

 

意識は比較的はっきりしているけど「手足の運動障害」と「体に触ると熱いくらいの高体温」が当てはまる。

 

父に「とりあえず熱中症かもしれないし、いつもと様子が違うのは心配だから診察だけでもしてこよう」と声をかけ、病院に行くことになりました。

 

家ではクーラーをかけるし、外出と言ってもデパートやスーパーなどに買い物に行ったので比較的涼しい環境です。しかし高齢者の場合は体温の調整機能も衰えているし、自覚しにくいようなので周りの人が気がつくことが重要だと思いました。

 

水分を摂るにしても汗としてミネラル分も奪われるので、水やお茶だけを飲むのではなく塩分も摂るように注意しましょう。特に高齢者の場合は「塩分」をとりすぎるといけないと思って普段から避ける傾向かあるので余計に注意が必要です。

 

父の場合は意識がしっかりしているにもかかわらず体の運動障害が目立ちました。意識では「自分は大丈夫だ」と思っていますが、周りから見ていつもと様子が違うようならば早めに医師に相談するなどの対応を行うようにしましょう。