父 67歳の誕生日☆

今日は67歳になる父の誕生日です。

父は37歳のころは自動車関連の企業で働き係長をしていました。

実家は「山中ふとん店」で私の祖父が布団屋をやっており、父が40歳の時に独立して実家を改装して今の「ブレーンストーミング」を立ち上げました。

私の兄の友人らを集め、実家の一階の床や壁をぶち壊し、コンクリートを流し込んで今の工場を作りました。 その時は私はシャボン玉で遊んでいて間違って飲み込んでしまい嘔吐したのを今ふと思い出しました。(´Д` )

 

母もそれまでは布団屋の手伝いをしていましたが、自動車部品製造の手伝いに切り替えて現在にいたります。 自動車関連の仕事は基本土日が休みで祝日などは関係ありません。

 

しかし自営業というものは忙しく、父と母は平日は夜遅くまで働き、間に合わない場合は土日でも仕事をしていました。 自動車部品の製造といってもうちではパイプの曲げ加工、溶接などが主な業務です。

しかしこれの単価というものはとても安いので、数をこなす事が必要になります。数をこなす仕事というのは人間が関わる限り時間短縮にも限界があります。

しかし父はその仕事の他に、「治具製作」というものをやっていました。

モノを作るための道具ですね。 治具を作るにはそれを生み出す発想や、それを形にする技術が必要です。

出来上がったものはとても簡単なものに見えるかもしれませんが、それを作るには材料の知識や機材の扱い方や作るための設計の知識が欠かせません。

自分が何かを作ろうとする時、「こんなふうにしたい」という考えがあっても、それを「どうしたらその形に出来るか」が思い浮かばない時があります。

しかし父に相談すれば「これはこんなふうにやればいい」とすぐにアイデアを出してくれます。 それは長年経験してきた知識と技術があってこそなんだといつも教えられます。

何かを頼めば気がついたときには出来上がっているという行動の早さ、思い悩んでいるときにパッパと形にしてしまうアイデア、とても同じ事をしたら絶対にかなわないぞと思わせる職人がそこにはいます。

自分が30歳となって今父と同じ場で働きながらどうやって追い抜こうか考え中です。 今あるブレーンストーミングという会社を自分が2代目として継いでいくのか、新しい分野で自分が独立していくのかはまだまだ分からないですが、父が元気なうちに技術や知識や経営に関しては学ばさせていただきたいと思っています。

そしてこれからも父には元気で、現役で活躍していってほしいと思います♪

 

67歳の誕生日おめでとう。