読書レビュー 成功の掟 著:マーク・フィッシャー

成功を学ぶ小説

ビジネス書というのは様々ありますが、これは「お金を儲けること」についての心構えを中心に問答の形で理解しやすいよう小説のように書かれています。

 

内容としてはナポレオン・ヒル「思考は現実化する」に似ていますが、使われている文章や本の文字数的にこちらの「成功の掟」はとても読みやすいと思います。

IMG_6651.jpg

 

 

話の内容としては「お金持ちになりたがっている30歳の青年が叔父の知り合いのミリオネアに教えを大富豪になるための教えを学ぶ」というものです。

 

自分が30歳ということもあり、自分と主人公の心情を重ねて一気に読み進めることができました。

 

本書の中身は実際に読んでもらうとして、この本で重要な部分というのは「いついつまでに、いくら稼ぎたいのか」という目標設定がいかに大切かということです。

 

そしてその目標設定を支えるのが「信念」を持つこと、「セルフイメージ」を高めること、「言葉」の力を用いること。

 

本書より 信念は、それを言葉に表し、繰り返し復唱することによってもたらされる。言葉は人間の内面とまわりの環境に対してはかり知れない力を持っているのだ。

 

自分の思い描くものを言葉に表し、それを復唱することで信念として「潜在意識」に刻み込むことができます。

 

何かをやり遂げるためには自分が「絶対にできる、絶対にやってやる」という信念が必要ですが、今までの育って来た環境などによって他人から影響を受けたり、「絶対に無理だ」という信念が出来上がっている場合もあります。

 

気持ちが「出来ない」と思うと、「出来ない」という現実を引き寄せます。(引き寄せの法則) 「こうなりたい」と思っても、心の奥では「やっぱり無理かも」と思うと結局は「無理」を引き寄せます。 だから一度、今持っている信念を打ち壊し、「新しい信念」を作り出す必要があります。

 

そのための手助けとして本書は物語になっているのですごく読みやすく、分かりやすく書かれていました。やる気を引き起こす起爆剤としてもオススメの本です。