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うちに4台あるうちの1台の溶接機が調子悪くなりまして、ペダルスイッチを踏み込むと空気圧が抜けてしまうようになりました。
空気圧が抜けて溶接された場合、大きな電流によってスパッタ(溶けた金属の飛び散り)が多くなります。
空気圧の調整ができなくなってしまったのでこの電磁弁の修理を行いたいと思います。
電磁弁とは電磁石を用いてプランジャと呼ばれる鉄片を動かすことで弁を開閉する仕組みを持つもので、流体を通す管での流れの開閉制御を行うものです。(Wikipediaより)
日本精機の「BN-7E41-10」というモデルです。
もう20年以上動き続けていた部品なので修理というよりは交換が必要なのですが、ちょこっとメンテナンスしてみて「動いたらラッキー!」ということで分解をしていきます。
プランジャと呼ばれる鉄片が収まる部分です。この部分は油汚れが少しある程度でした。
これが収まるケース内にウレタンの破片が粉々になっていましたが、この電磁弁そのものは問題がなさそうです。
シリンダー・・・って言っていいのかな?
流体(空圧)の通る部分です。一部錆の発生が見られますが、シリンダー内には無くキレイな状態でした。
電磁弁で押されるピストン?って呼んでいいのかな?
これが押されることで空気が流れ、バネの力で元の位置に戻ります。
長年の使用で粘土状になった鉄粉が付着して動きが悪かったです。CRC(5-56)を吹いてキレイにしました。
このピストンとシリンダー部分を清掃して、CRCを吹いたらかなり動きがよくなったので「直ったんじゃないかな?」と思ってスポット溶接機に取り付けてみましたが状況は変わらずでした。
もしかしたらピストンの一部が摩耗によって空気が漏れてるのではないかと思ってマイクロメーターで計測。
5カ所計ってすべて同じ。
色々いじっているうちにこのピストンの動く量が少ないんじゃないかってことで電磁弁のプランジャを削ってみたけどダメ。
手動でこのピストンを動かしてみると、押して戻す時にエアー漏れの無くなる位置があることがわかりました。
なので今度はシリンダー側にワッシャーを詰めこんで強制的にその位置になるように調整。
ペダルスイッチを踏み込むと「ガガガガガガ!」っとヤバそうな音がするので諦めました。
電磁弁そのものは単純な構造なのでもうちょっとあれこれいじってみようと思います。
ちなみに予備のパーツは注文する予定なので3月からはちゃんと稼動すると思います☆
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