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こんばんはヤマナカ(@miapom)です。
うちは溶接屋なのですが、「溶接=お面を着けてバチバチやるもの」というイメージが多いと思います。
確かにそのような溶接もやったりしますが、ほとんどは自動車部品の溶接なので「スポット溶接」が主な仕事です。
夏場は暑いし軽装で作業をやっていたのですが、作業中にはスパッタ(溶けた金属の火花)が飛んだりして危険なのであらためてエプロンの大切さが身にしみました。
こちら友人の工房「アトリエマルーン」でネームを刺繍してもらったデニムのエプロンです☆
溶接する部品によってはスパッタが全く飛ばなかったり、盛大に飛んだりとけっこう危険です。気がつけば作業服も穴だらけになってしまっているのでエプロンは必須ですね♪
花火みたいでキレイでしょ?熱いんだぜ・・・コレ。
直接当たってもチクっとした痛み程度しかありませんが、これが太ももの上に落ちるとズボンを貫通して火傷します('A)
特に座って作業しているので股間あたりに溜まりやすいです(´Д
)アンビリーバボー!
夏用の作業着の場合は化学繊維なので簡単に貫きます。そして穴だらけ。
綿素材のデニム生地のエプロンならまず貫通しないので安心して作業ができますね☆
あと、スポット溶接作業には「治具」といって製品を作るための型を使う場合があります。
基本的にはそんなにいじることもありませんが、ネジのゆるみがあったり、部品のズレがある場合、このまま使用しては製品が不良になってしまいます。そのため調整を行いますが、そこで必要になってくるのが工具類です。
六角レンチ(ヘキサゴンレンチ)を使ったり、
プラスドライバーを使ったり。
もちろん工場には工具を揃えてありますが、とっさに使いたい場合時などはそれらがまとまったツールを携帯していると作業効率も高くなります。
いわゆる六角レンチのセットですね。細かな場所での作業や力の必要な作業には適さないですが、ちょっと緩めたい・締めたいといった場合に数種類がまとまっていると「このサイズじゃなくてひとつ上か(下か)・・・」ということが無くて便利ですね♪
僕が使っているのは本当に小さくて機能も限られていますが、自分が主に扱うサイズは満たしているので不要な工具を持ち歩く必要がなく軽量です。
もうひとつはビクトリノックスのファーマー。
ファーマーに限ったわけではないですが、いわゆる十得ナイフってやつですね。
最近よく出てくるファーマー☆
これにはマイナスドライバー大・小がついています。他のモデルではプライヤーがついていたり、プラスドライバーもついていたりします。僕がもうひとつ持っているツールナイフ「キャンパー」はそれらの機能ももっていて、釣りで使うリールを分解・メンテナンスする場合にはそれひとつで全てできてしまいます。
そして足下。
男のワークブーツといえば「エンジニアブーツ」ですね☆
レッドウイング エンジニアブーツ
つま先には鉄芯が入っているので万が一重い物を足に落としたとしても指先を守ってくれます。
以前、芯の無い部分(足の甲)に重量物が落下したときは悶絶しました。・゜・(ノД`)・゜・。
安全靴なら最強ってわけではないですね。
夏場にこれを朝から晩まで履いて作業するのは厳しいものがあります。夏場は普通のスニーカーで仕事してました。
ただ火花バチバチ系溶接(アーク溶接・mig溶接)などは足下に火の粉が舞い落ちるのでこれを履いて作業しました。
分厚い皮に覆われることで安心感を得られますね♪
仕事に使う道具は「安くて・作業しやすくて・汚れたら気軽に捨てられるもの」が便利です。
でもそうじゃなくて、仕事というライフワークの一部で使う道具だからこそ「メンテナンスをして長く使い自分の手足のように扱える道具」を育てていきたいなと思います。昔の職人さん(もちろん現代であっても)は自分で使う道具は使いやすいように改良し、他人には貸さず、修理しながらずっと使い、自分の手足のように道具を扱うというのが当たり前でした。
僕もそういう道具達を育てていきたいなと思うわけです。・・・まだ無いんだけどね。
やっぱりそういう意識をもって道具に接することが大切だよなぁと、高校生のころにはよく分からなかったけど今になって思うようになりました。
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おいらは溶接屋!仕事道具あれこれ(・∀・)
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