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以前ちょこっとだけ紹介して、まだ読み切っていないこちらの書籍。
D・カーネギー 人を動かす
これは斎藤一人さんも進めている本で、「私の本を読むなら、カーネギーの人を動かすを読みな」と著:斎藤一人「強運」の中で述べられています。
この本はたぶん今から7~8年くらい前に買ったと思いますが、途中まで読んで今の今まで「積ん読」状態になって眠っていました。かなり過去に読んだので最初から読み直しているのですが、改めて目を見開かせてくれるスゴイ本だなと驚きながら読み進めています。
ちなみに題名は「人を動かす」ですが、人の心を操って動かすといった類のものではなく、人の心を理解し、人との付き合いの基礎を学ぶようなものです。そしてここで言う「人」とは自分のことなんだよって一人さんも言っています。
世界的名著であると絶賛されていますが、古典でもあるし、7~8年前の自分にはたとえ読み終えたとしても多くを理解できなかったかもしれません。当時も3色ボールペンで線を引きながら読んでいましたが、改めて読み直して見ると「こんなに重要なこと書いてあるのに、なんで線を引いていないんだろ?」と思う部分が多々ありました。同じところを読んでもより理解出来てるということは、「それだけ自分も成長したんだなぁ」と思いつつ読み進めています。
まだ読んでいる途中なので、読み終わった第一部について書いていきたいと思います。
第一部 人を動かす三原則
原則1 批判も避難もしない。苦情も言わない。
原則2 率直で、誠実な評価を与える。
原則3 強い欲求を起させる。
原則1のまとめ
人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだ。それを批判されたからと言って直そうとするかといえばそんなことはなく、言われた人に対して敵意を持つだけになってしまう。だから批判を口にするだけでは永続的な効果は期待できない。
人を避難するのは、ちょうど天に向かってつばをするようなもので、必ず我が身にかえってくる。
他人の欠点を直そうとする前に、まず自分の欠点を改めにかかろう。他人を矯正するよりも、自分を直す方がよほど得であり、危険も少ない。
人は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておく。人の悪口は決して言わず、長所を褒めることが大切だ。
原則2のまとめ
人を動かす秘訣は、「みずから動きたくなる気持ちを起こさせること」
人を動かすには、相手の欲しているものを与えるのが、唯一の方法である。それは人の三大欲求や健康や金銭などであるが、それら同様になかなか根強く、しかもめったに満たされないものが「自己重要感」である。つまりは「他人に認められること」であり、人間を動物から区別している主たる人間の特性である。
人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいる。人の気持ちを傷つけることで人間を変えることは絶対にできず、全く無益である。うそやお世辞ではなく、心からの賞賛を与えよう。
原則3まとめ
人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。人間の行為は、何かを欲することから生まれる。まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。そして、「常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える」
以上が人を動かす三原則です。
ここには自分なりに簡潔にまとめただけなので、もし興味があれば一読されることをオススメします。
なぜ今まで読まなかったのだろう。講師時代に読んでいたらもっと生徒たちとコミュニケーションが取れていたかもしれない。しかしこれはビジネスに関わる人だけでなく、人とのコミュニケーションのためにも多くの人に読んでもらいたい本ですね。中学生でも、高校生でも、新社会人でも、恋人同士でも夫婦でも。人間関係の基礎が詰まってるというのがわかります。
僕自身、一度読んだくらいじゃ全てを理解するのは難しいとは思いますが、今の自分にはこの本が絶対に必要であり、読むべくして「今」読む時が来たのだと感じています。
んー、困ったなぁ。これのオーディオブックが欲しくて仕方が無い・・・。
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